2009年09月28日

オイル交換でクルマ元気

オイル交換でクルマ元気


先週の土曜日は時差出勤だったので、会社に行く途中にあるカー用品店で
オイル交換をしました。毎日結構な距離を走っているので労わらないと(^^ゞ




オイル交換でクルマ元気  オイル交換でクルマ元気 うん、カッコいい(^^)




家を出る前の時間には、以前読んだ↑の本を引っぱり出して、少し読み返し
ていました。マツダ車乗り必読!とまでは言いませんが、心が熱くなる一冊
なのです。


本のタイトルは『マツダはなぜ、よみがえったのか?』で、日経BP社の発行
です。書籍を一部引用しますが、バブル景気の中、身の丈に合わないほど
多くの販売店の多チャンネル化(マツダ、ユーノス、オートザム)と闇雲な車
種増加を行った結果、バブル崩壊を迎え、マツダは深刻な経営不振に陥り
ました。多分その頃の私は、まだ運転免許を持っていなかったので、それほ
ど自動車に興味がなかったのですが、特にマツダの車にはほとんど興味が
ありませんでした。エンブレムを替えただけじゃんとか、デザイン的にもなぁ、
という、どちらかというとマイナスイメージが先行していました。


オートザムやユーノスブランドの廃止という、そのくらいのニュースは耳にし
ていましたが、この本を読んでみて初めて、そして、9年前に初めてマツダ
の販売店を訪れた時にお店の方から聞いた「バブル後のしばらくは、売る
(売れる)車種がひとつしかありませんでした」という話を聞くにつけ、当時
のマツダの苦境を垣間見ることができます。




この本では、世界的にも例の少ない観音扉タイプの4ドア4シーターのスポ
ーツカーであり、現在、唯一のロータリーエンジン搭載車である「RX-8」と
いう車種の開発を、後に続いていくマツダブランド再構築の最大の軸として
展開していく様が描かれています。アメリカの自動車メーカー、フォードの
傘下、下手をしたらフォードのアジア市場拡大のための生産拠点になって
しまったかも知れない状況下で、フォードから出される非常に厳しい条件を
ひとつひとつクリアしながら、いかにして「オンリーワン」の技術力を具現化
し、そして「ブランド戦略」を組み立て直したかが、とても判りやすく綴られて
います。




私が特に注目したのは『(前文略)いくら「モノづくりの力」があろうとも、その
「力」の価値を市場に伝え、浸透させ、消費者が注目し、実際に買ってもら
い、さらに固定的なファンがつくことがない限り、ビジネスにならない。すな
わちブランドは完遂しない。他社には真似のできないオンリーワンの「モノ
づくりの力」を市場にPRし、イメージづくりをし、ビジネスが成立してはじめ
て、製造業のブランド戦略が機能するのだ。「モノづくり」にばかり気を取ら
れ、自社の強み=ブランドを市場に訴える努力を多くの製造業がいまも怠
っている(後文略)』という部分です。


これは製造業に限ったことではなく、先週参加してきた「大町市 地域ブラ
ンド連続講座
」にて講師を務めてくださった、「富士宮やきそば学会」会長
の渡邉英彦さんのお話にもあったように【情報発信】がいかに重要なもの
であるか、ということです。多くの業種、対象にも当てはまることではない
かと思います。




見事に復活を果たしたマツダの取り組みの成功例から学ぶことは多くあ
ります。ブラント戦略に興味のある方にもお薦めできる一冊です。




日経BP書店のウェブサイトオイル交換でクルマ元気



オイル交換でクルマ元気 和田峠にて


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Posted by ふ~るん at 13:05│Comments(0)日常(?)など
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