近隣の観光施設が閉鎖・・

ふ~るん

2010年02月27日 12:30




昨日の報道を見て驚く・・。


車山のすぐ近くの白樺湖にある「蓼科テディベア美術館」や、ピラタス蓼科の
近くの「蓼科アミューズメント水族館」などを経営する蓼科観光開発株式会社
が、長野地裁佐久支部から破産手続きの開始決定を受けたとのこと。帝国デ
ータバンクによると、負債総額は2009年3月期で111億2200万円、県内
では今年最大の負債規模です。【2.25 帝国データバンク 大型倒産速報




まさかテディベア美術館が・・と、本当に驚いています。そしてショックです・・。


同館のウェブサイトやブログなども、スタッフの皆さんの温かさやもてなしの
気持ちが伝わってくる素敵なものでした。旅行者の立場に立ったパンフレット
の送付システムなど、見習いたい、と思うことも多々ありました。




私どもで製作している「ビーナスラインガイド」でも、もちろん紹介していました。





倒産に至った状況も報道されていますが、本当に他人事ではなく、空恐ろしさ
を覚えます。今回の件は、白樺湖を含めたこの地域全体の競争力の低下にも
繫がる事態です。白樺湖周辺では、旅館の倒産、日帰り温泉「すずらんの湯」
の経営不振
に端を発した白樺湖観光協会の解散など、取り巻く状況は深刻で
す。車山よりもネームバリューのある白樺湖でさえも・・ですからね。


刻々と迫る「御柱祭」。おそらく相当な観光客の方々が訪れてくださるでしょう
が、このエリアまで来ていただけるかどうかは不透明です(もちろんツアー対
応は進んでいますが)。少し話は逸れますが、この御柱祭の期間、私もある
大役(・・だと思う)をお受けすることになりそうです。このエリアの魅力をお伝
えする仕事ですので、任ぜられたら精一杯取り組もうと思います。




時として、観光は成長が見込める有力な分野、といわれることもありますが、
無論、どこもかしこも、ということは絶対にありません。先日もある観光関連
の重職の方とお話ししましたが、地域全体の競争力を考えたとき、諏訪・茅
野エリアは、まだまだまとまりが足りないと思います。県内でも〔観光圏〕登
録に向けた動きも始まっています。御柱祭のあとの観光振興についても並
行して考えないと地域全体が沈みかねません。もう待ったなしの状況です。
【危機感の共有】は本当に出来ているのか!?






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