和倉温泉
(石川県七尾市) 湯ったり体感誌「Wakuran(ワクラン)」
このブログでも何度か、観光パンフレットを中心にした印刷物のことに
ついて書いてきましたが、先日初めて来社してくださった制作会社さん
から、自社でお作りのパンフレット等をサンプルとして頂戴しました。
「えっ、これもそうだったんですか?」と、前から気になっていたパンフ
レットも制作していらっしゃったので驚きました。
↑の「Wakuran(ワクラン)」は初めて手にしたのですが、これはまた
温かみがあって読みやすくて、センスが良くて、とても素敵な1冊です。
A5サイズで、県内で配布されている「paprica」などと同サイズです。
『ワクラン』とは「ワクワクしながら、ランランと楽しげに」という想いから
付けられたようで、『わくたま くん』というタマゴが旅の魅力を紹介して
くれます。海も泳げば馬とも遊ぶ~♪
こういった遊び心だけでなく、全体のページレイアウトもGood!です。
その会社さんでは、このようなパンフレットも作っていらっしゃいます
左は社団法人新潟県観光協会から発行されている季刊パンフレット。
右は兵庫県大型観光交流キャンペーン推進協議会から発行されてい
るパンフレットで、共にJRグループのデスティネーションキャンペーン
にも関係しています。
「はばタン」が
どぉーん☆
『はばタン』は「ひょうご観光大使」なのであります!
さてさて、新潟県の季刊誌のほうは、今夏の版が手元にありました。
表紙と裏表紙はニス加工がされており、これは読んでみたい、とっ
ておきたい、と思わせる出来栄えです。 写真素材、イラスト素材、
ページレイアウト、カラーバランスなどなど、秀逸の仕上がりです。
こうした紙媒体は製作部数・・経費に限度がありますから、絶対数
を大幅に増やすことは難しいですが、作り手の熱意と、その土地へ
の期待度を高めるには非常に適している媒体だと思います。そうそ
う増刷できるものではありませんし、デザインを変えるのも大変な
手間隙がかかります。 だからこそ、制作段階においては発注者と
制作者の技術力と集中力が問われます。ウェブサイトも含めた媒
体の仕上がり具合が、その対象のブランド力をすべて表現できる
わけではないでしょうが、旅行の動機付けを含めた消費者動向を
左右するための大切な手段であることは間違いないでしょう。
この会社さんからは、来春に向けた、ある取り組みの提案をして
いただいており、すでにそのスキーム案を提示していただいてい
ます。実現すれば、とても大きな成果をもたらしそうなので、説得
力のある資料になるように手を加えていきます。ある程度の道筋
が見えてきたら、またご紹介します。。