南八ヶ岳を旅してきました

ふ~るん

2012年09月28日 14:40


富士山と赤岳 (2012.9.26 赤岳天望荘から横岳へと向かうルートから撮影)


今週の火曜から水曜にかけて、かねてより縦走してみたいと思っていた南八ヶ岳の
阿弥陀岳-赤岳-横岳-硫黄岳を歩いてきました。初日の昼過ぎまでは雲が多め
だったものの、赤岳の頂上に着いた時から翌日の夕方までは、美しい夕焼け、月夜
に星空、澄んだ大気が広がる朝、見わたす限りの山岳パノラマ・・と、まさしく初秋の
山日和でした。行程に沿ったレポート形式ではありませんが(写真を撮りすぎました)
2日間の様子、景色を何カットかご紹介します(^^)


行者小屋は一度泊まってみたい山小屋の一つです。前日に赤岳天望荘に宿泊した
年配の男性グループが赤岳や天望荘の様子を話してくれましたし、横岳をバックに
写真も撮ってくださいました。今回の山旅では、行程がほぼ同じのグループの方々
数組が記念撮影をしてくれたり、小屋でも話し掛けてくださったりと、寂しさとは無縁
というよりも愉しい2日間でした。いやはや本当にありがたかったです(^^ヾ



阿弥陀岳に登頂後、中岳を越え赤岳を目指します。ルートがはっきりと見えます



こちらは歩いてきた道を振り返ったカット。手前が中岳、奥が阿弥陀岳です



八ヶ岳の主峰、赤岳に登頂。流れていた雲も切れて、明日歩く横岳、硫黄岳、そし
て天狗岳、北横岳や蓼科山も姿を見せてくれました。あぁ、ここまで来てよかった・・


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景色に見とれること20分。14時を過ぎたので赤岳天望荘を目指します
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標高2700mに建ちながら、五右衛門風呂がある赤岳天望荘。男性の入浴時間
まで1時間弱あったので、食堂で休憩。宿泊者は珈琲が飲み放題なのですよ☆



汗を流した後は、ダウンジャケットを着込んで外をぶらぶら。雲の造形が美しい
夕暮れ前でした

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そしてそして、天望荘といえば食事がバイキング形式で有名!! これをタノシミに
していたのですよー(^o^)/

満腹です・・、本当に満腹です


刻々と色彩を変えていく日没。眼下に諏訪湖を眺めながら・・という贅沢な時間
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翌朝の日の出は5時40分。雲が出ていたため、ご来光は残念ながら・・。それで
も一日の始まり、そしてこの日の好天を約束してくれるような澄んだ空でした♪♪


富士山。本当に美しい山容だなぁ


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この夏に登った御嶽山、常念岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳を、この高さから見るという
幸せな経験。達成感よりも山への感謝の念が込み上げてきました


7時30分、横岳から硫黄岳を目指し出発。思い出に残る時間を作ってくれた方々、
そして歩いてきた道、美しい自然を眺めながら歩を進めていきます

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横岳のピークは奥の院。クサリやハシゴを使って通過するルートがある、油断して
はならない峰です。眺望はまた素晴らしく、慣れ親しんだ北八ヶ岳の山が近づいて
きて、少しづつ安堵感が出てきました
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横岳よりの眺め。美しい稜線は台座の頭から硫黄岳へのルートです
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これまでに二度訪れたことがある硫黄岳。しかし、これほどまでに好天に恵まれた
のは初めてのこと。あらためて八ヶ岳の美しさに身震いしました。。
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硫黄岳に到着。山が与えてくれた、この時間の素晴らしさを愉しみます


歩いたんだなぁ、登ったんだなぁ、あの山を・・


先日歩いた根石岳、そして昨年訪れた天狗岳、親しみある蓼科山、北横岳の風景
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ここから先、赤岳鉱泉を経て、出発地点の美濃戸までは下っていくのみ。もう登ら
なくてもいいんだ、という気持ちよりも寂しい感情が湧いてきました。赤岳、そして
阿弥陀岳。制覇した!とか山頂にアタック!というスタンスとは無縁の私の山旅。
先にも書きましたが、やはり山は素晴らしい、そして真摯に向き合わなければなら
ないという思いが深くなりました。ありがとう八ヶ岳。
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